新方競馬の土曜メインはダート1800mで行われるリステッドレース「BSN賞」が開催。平坦の新潟コースということで前半は速くなりがちだが、3～4コーナーの角度はキツく、道中のペースは落ち着く傾向がある。また、最後の直線も坂がないため、逃げ・先行馬が有利なコースという特徴がある。
先行力と小回り適性を重視するなら、前走のエアグルーヴC・1着から参戦するルクスフロンティアを選出したい。
前走は好位3番手かスムーズに折り合い、直線でも手応え良く鮮やかに抜け出し、1番人気のホウオウバリスタの追い上げを凌いで快勝した。近走は東京・中京と直線が長く坂のあるコースで結果を出しているが、平坦の新潟コースも昨年はレパードS・3着、2勝クラスの菅名岳特別・1着と新潟ダート1800mの好走実績は十分。左回りについては言わずもがなで、より先行馬が優位に進められる新潟へ替わるここは、条件好転と見たい。
昨年のレパードSは逃げて3着に粘っており、菅名岳特別でも番手追走から抜け出して快勝と、いずれも積極的に先行している。レパードSでは馬場は向いたとは言え、一線級相手に逃げて3着に粘れているなら、このメンバーでも逃げ切り、あるいは先行押し切りまで十分に期待できよう。
また、近2走は控えて上がりを使って良さも出ており、一瞬の脚しか使えないタイプなだけに脚質的に幅が出てきたのは好材料だ。前走も好スタートからやや下げて3～4番手を追走し、追い出しもいつもより遅れて出していったのも功を奏した。
近2戦で手綱を握っていた武豊騎手から戸崎圭太騎手へ乗り代わってどうかも気になるところだが、先週は新潟1800mのレパードSで1番人気のミッキーファイトに騎乗して見事快勝しており、同舞台で弾みも付けている。連続好騎乗に期待して、このコンビを有力視したい。